ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門(80年代中期〜後期)
アウトプットにはインプットが重要だ。今日は読書感想文を。
読んだ本はライムスター宇多丸の「ラップ史」入門だ。
- どんな本なのかというと
NHK-FMで2018年1月8日に10時間に渡って収録された「今日は一日"RAP"三昧」という番組の内容を書籍化されたいます。大枠の時系列に日本語ラップ・アメリカのラップのシーンについてライムスター宇多丸が司会を努め有識者が語るという形で番組は進みます。
ピックアップされているアーティストは原則誰もが知っているような有名アーティストが選ばれており私のようなあまり詳しくないヒップホップ好きににもつつきやすい内容になっており、全くヒップホップを知らないリスナーにとっては基本編的な内容となっています。とは言え要所要所に織り込まれるエピソードなどは初めて聞くものも多々あり、玄人も楽しめる内容となっています。
本書を振り返りつつ主要な楽曲をペタペタと貼っていきたいと思います。
※ラジオ収録でかかった曲の一部をyoutubeで探して持ってきていたら結構なボリュームになってしまったので本書の章立てに分けて別記事で投稿することにしました。
- 80年代中期〜後期
Topbillinをバックに始まるこの章はWalk This Wayの話に始まり、ギャングスタラップの始祖としてSchoolly Dを紹介し、DefJamの台頭を解説していきます。
1986年ビースティーボーイズのThe new style。リック・ルービンのロックスタイルのヒップホップ。白人ラッパー大暴れ。
1986年ULTRAMAGNETIC MC'S。そうだブッダはこれをやろうとしてたんだ。この辺の音源はDevLargeに夢中だった学生時代リバイバルがあって高くて買えなくて友達の家で聞かせてもらったなー。
ポッパラージは本書では紹介されてなかったけど大好きなので貼っておく。
若くしてこの世を去ったデブラージ。大好きだったなー。つーか今も好きだし、ずっと好き。
このあたりからゴールデンエイジに突入していきます。EricB&Rakim、SlickRickときて、BDPです。
ラップを通じて人々を啓蒙しようとこころみたKRS ONE。声もかっこいいし、来てる服もおしゃれだなー。BDPキャップほしいな。
権力との闘いを歌うPublic Enemy。このあたりから自分にとってリアルタイムでヒップホップが記憶にある時代になってきてます。千葉放送でMVを流し続ける時間帯があってそれみててながれてたのかな?1990年。
この章の後半からゲストのいとうせいこうが参加します。
インテリらしい切り口でいとうせいこうがラップの韻について、倒置法について、はたまたゆるふわぎゃんぐや中西俊夫等にふれ自身のラップに対する解釈を語ります。勉強になります。いとうせいこうがゆるふわギャングをほめていて、ちゃんと若手もチェックしてるんだなーって関心しました。
自分にとってはYou the rockのカバーのほうが身近なオリジナルのPresident BPMのHoo!Ei!Ho!。
Youさんの貼っときます。とか言っとく!
純ラッパー(有名人などの別キャリアがあるわけではないラッパー)としてECDが紹介されています。ライムスター等の90年代のヒップホップシーンへの布石となります。ECDも若くしてガンで他界してしまいましたが今でも折にふれて聞いてます。合唱。